最近は株価の低迷が続いています。日経は年初来安値をつけました。株価が下がると、証券会社のサイトに表示される自身の資産額の数字も、つられて下がります。
しかも、たった1%の下落でも、総資産の下落は何十万となります。普通の労働者の感覚からすると、1日でそれほどお金を失うのはショックなことです。
ただ、サラリーマンで定期的なキャッシュフローがある人、かつ、これからまさに資産を形成していこうという人にとっては、株価は長期低迷の方が好ましいです。
最悪のケースは次の通りです。
①自分の資産形成期(20~40代くらい)に株価高騰が続き、中年期(50代以降)に株価が暴落した場合。この場合は高く買い続けたものが安くなるので、効率が非常に悪いでしょう。
反対に最高のケースは次の通りです。
②自分の資産形成期に株価低迷が続き、中年期に株価が高騰した場合。
このケースは安く買い続けたものが高くなるので、資産の急増が見込めます。
このように、①と②を考えると、株価下落は、若い世代のサラリーマンにとっては、むしろ願うべき恩恵と言えます。コロナ後の金融緩和で日経平均は底上げされ、割高になったようにも感じますが、日経平均PERはそこまで割高ではありません。
なので、若いサラリーマンは、株価の下落に対しては、給与所得に拠るキャッシュフローを活かして、割安になった資産を買い増ししていくのが良いと考えています。資産下落を心で悲しむのではなく、頭で喜ぶことが大切だと思います。