これは夙川沿いを散歩した時です。阪神か阪急の駅で降りて、上流までずっと歩いて行きました。夙川はお洒落で憧れます。自分の家がこの近くにあれば、私は毎日散歩していたことでしょう。道行く人が皆お金持ちに見えていました。水辺で生き物を捕まえようとしている子どももたくさんいました。春には桜もとても綺麗です。
神戸や芦屋のあの辺り一帯は、谷崎潤一郎の時代のモダニズムがいまだに生きているような感じがあり、なんともいえない気品や格調高さがあります。それでいて庶民的でもあります。地域の根が深くとても奥深いと思っています。年に数回は行きますが、やはり大阪とはまた別の文化圏にあるような感じがし、まだまだ全貌はつかめていません。