コロナショックで株が大暴落していく真っ最中の高野山でした。とても辛い気持ちを抱えての旅となってしまいました。ただ、辛いから行った訳ではなく、前々から行く計画をしていて、結果タイミングがかぶってしまっただけなのですが。芯まで寒く雪が降っていました。今思うと、ジタバタせずに、そのまま持っていればよかったのですが、当時は損切りしてしまいました。
日本中ピリピリムードの頃で、それは高野山の町も例外でなく、ちょっとでも咳ができないような、何しにここへ来たんだと警戒されるような(私が勝手に感じていただけ?)、そういう重いムードがありました。マスクも全く手に入らないような、そういうある意味一番コロナが恐怖されていた時期の旅でした。
宿は「西陣院」に素泊まり8000円で泊まりました。本当に質素な宿坊でした。
【回想】高野山といえば、昔、大学生の頃、西高野街道で約60kmを堺から歩いて行ったことがあります。2日かけて歩き、途中紀見峠の「紀伊見荘」で泊まりました。足の皮がむけるような、心身ともに非常にきつい旅で、道中半壊した集落?などもあり怖い箇所もありました。それでも、道中の無心や、河内長野方面が見えてきた時の高揚感や、ちょっとしたスリルも合わせて、今でも忘れられない旅になっています。「歩く」というのは、本当に、一番心に残る旅です。(また、同様に、法隆寺までも歩いたことがありますが、これはまた機会があれば書きます。)その時は、「不動院」に宿を取りました。17300円でした。15畳の部屋ですがそれ以上にとても広く感じられ豪華で、風呂もあり、精進料理は個室でいただけました。庭もあります。長旅の終わりというのもあるのですが、この「不動院」は当時感激しました。非常におすすめの宿です。その時の旅の写真はあいにく全てもうありませんが、心に残っています。【回想終わり】
というわけで、今回のこの2020-3-5の旅は、株価大暴落に引きずられ、あんまり楽しくはなかったです、、